「気軽にワインを飲みながら外食したい!」という時に重宝するのが、肉バルや肉ビストロと呼ばれる店ではないでしょうか。
コース料理を用意している店もありますが、基本はアラカルト。生ハムなどの前菜からガッツリ系の肉メニューまで、食べたいものを注文しながら自由にワインを楽しめるので、一人でカウンターもよし、仲間とテーブルで楽しむもよし、と使い勝手抜群です。
そこで、今回はBYOも楽しめるwine@おすすめの5軒をご紹介。それぞれの店の人気メニューとともに、BYOをするならこんなワインがおすすめという情報もお伝えしていきます。
基本を知りたいという方は、みんなが言う「マリアージュ」って何?ペアリングとどう違う?3原則&定番も一挙紹介!をチェック!
この記事の目次
希少な「鳥取和牛」専門の肉割烹・肉ビストロ
「全国和牛能力共進会」という品評会で1位を獲得した「鳥取和牛」が味わえる、半蔵門と麹町が最寄りの一軒。
「鳥取和牛」は黒毛和牛で、オリーブオイルの主成分のオレイン酸を豊富に含むサシが特徴で、東京では月間10頭ほどしかお目にかかれない非常に希少価値の高い和牛です。
レアにこだわった「和牛のカツレツ」や、甘めの割り下とトリュフ、卵を絡めて食べる「トリュフすき焼き」などが人気メニュー。そのほかにも、割烹出身の料理人による握り寿司やすき焼き風しゃぶしゃぶ、フレンチ出身のシェフによるパスタやタルタルなど様々なジャンルの和牛創作料理が楽しめます。
BYOをするなら、シルキーな渋みがある赤ワインがおすすめ。赤身のうま味とサシの上質な脂をきれいに包み込んでくれます。
生ハムからスタート!本格イタリアンのワインバル
スタートは生ハムの盛り合わせから楽しみたい!という方も多いはず。代々木にあるこのワインバルの冷製メニュー人気No.1を誇るのが「本日のプロシュート盛合せ」です。
“世界三大生ハム”の一つと言われるパルマハムなど、イタリア産のプロシュットをメインに、毎日お店でスライスして提供。口に入れた瞬間に脂身のうま味が口いっぱいに広がります。
他にも、肉をマリネするところから作るという「自家製ソーセージ」などの肉料理やシェフこだわりのイタリアンがメニューに並び、どれもワインが進みます。
生ハムについて詳しく知りたいという方は、「生ハム」の「生」って何?ワイン好きが知っておくべき【世界のハム】&おすすめの店5選 をチェック!
おすすめのペアリングワインは、イタリアの辛口スパークリング。前菜からメインまで通して楽しめます。
青リンゴのような果実味が生ハムの塩味と対比して、バランスのよいペアリングとなります。エレガントなミネラル感もあり、ワインの泡立ちとともに口いっぱいに広がっていきます。
牛タン×ワインを楽しむ湯島の隠れ場バル
“牛タン×ワイン”を楽しむという個性がはっきりしたこの湯島の一軒は、上野や御徒町からも好アクセス。
希少なタン元を贅沢に使用した厚切り牛タンは、絶妙な火入れ。提供まで約20分かかりますが、外はカリッと中はジューシーな食感です。
他にも、牛タンを使ったパテ・ド・カンパーニュは自家製ですし、極上牛タンのカルパッチョなんていう前菜もあり、数量限定メニューには、極上牛タンローストビーフや厚切り牛タンの肉寿司といった料理も並びます。
赤ワインもいいですが、塩でタンの素材そのもののおいしさを堪能するなら、ドライだけれどコクのある白でペアリング。ボルドーのこの1本なら、タンの旨みを口の中で十分に広げてくれます。
備長炭で焼き上げる最高級ラムチョップでワインを
神楽坂駅から2分ほどの場所にあるこの店の看板料理は、何と言っても備長炭で一本一本焼き上げるニュージーランド産最高級ラムチョップ。1本530円からとリーズナブルなのも魅力です。
そのほか、炙りラムのネギポン酢やラムバターカレー、さらに酵素ポークのパテ・ド・カンパーニュや牛フィレのグリル、本日のアヒージョなどのラム以外の料理もあり、飽きることなく満腹になれます。
おすすめのペアリングワインは、冷涼感もあるシラーズ。羊肉に欠かせないブラックペッパーのスパイシー感はもちろん、芯のある果実味と酸味がある赤ワインなら、ラムの味わいを引き締めながら、うま味を高めてくれるはずです。
牛・豚・鶏からウサギや鹿まで味わえる新橋のジビエバル
新橋エリアで定評を得ているプラチナフィッシュ系列の一軒。ここは、厳選された肉だけを集めたワイルドな肉バルです。
都会のど真ん中にできた、新しいスタイルのジビエ肉バルで、牛・豚・鶏の他に、ウサギやエゾシカ、季節によっては滅多に食べれない肉を楽しむことができます。
スモーキーな味わい深さが癖になるオリジナルの燻製肉、さらに「土佐のあかうしたたきカーペット」という人気メニューがあり、必食です。
食べ応えがあり、クセのある肉料理もまろやかにしてくれるのは、スペイン・リオハの赤ワイン。果実味と渋みのバランスが整い、飲みごたえもあるものなら、定番の牛や豚からウサギや鹿など網羅して受け止めてくれます。