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カリフォルニアワインの魅力、大発見 Vol.5

1995年よりスタートした「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション」も今年で28回目を迎えました。カリフォルニアワインの多様性を知るにはバイザグラスで様々の品種を味わうのが一番。5月末まで開催されている「バイザグラス・プロモーション」の開催店舗は首都圏中心に全国で展開されています。カリフォルニアワインとお料理のマリアージュもぜひお店でご堪能ください。
 
 
 
カリフォルニアワインの法則
「飲んでハッピーになるワインは、 育った環境もハッピー」 に迫る!
 
 
 
 
おいしいカリフォルニアワインを飲めば、誰だって笑顔になるのがお約束。
ところで、そのワイン自体が笑顔に囲まれて造られているという事実、アナタは知ってましたか?
「笑顔のワインが笑顔に囲まれ……?ナンノコッチャ?」
と思われるでしょうが、ワインメーカーや畑の周囲に住まう動物たち、森や大地にいたるまで、あらゆるものが健康的でハッピーな状態を保つよう、カリフォルニアは州をあげて目指してきた歴史があるのです。
 
 
 

豊かな自然は人が守ってきた

今や日本の食卓にすっかり定着したカリフォルニアワイン。
きっと、自然豊かな環境でブドウが育っているんだろうな、なんてイメージはすぐに沸くはずです。
けれど、「自然豊か」は、けして「手を付けずほったらかし」ではありません。
いくらアメリカ広しといえど、農作物をできるだけたくさん生産したいと願う人が出現すると、広大な森があっという間に畑へ転換されてしまいます。
でも、二酸化炭素を吸収する森が減ると地球温暖化につながるのは、誰もが知る話。
そこで、自分が購入した土地の一部をブドウ畑用に開墾し、残りは森のまま残しておくようなワイン生産者が、じつはカリフォルニアに大勢います。
自分の利益だけを追うのでなく、グローバルな視点で将来の地球環境を見据えた生産者たちは、今できることからアクションを起こしているのです。

 

 

 

耕さないのもCO2排出防止のため

石炭を大量に使用しはじめた産業革命以来、地球温暖化は一気にすすみました。
予測によると、2100年には何の対策もしないままでは4℃以上上昇、現在考えられている気候政策をやったところで2.7~3.1℃の上昇は避けられないのだとか。
いっぽうカリフォルニアワイン協会では、上昇を1.5℃までに食い止める目標を立て、厳格な脱炭素化に取り組んでいます。
運送の燃料を減らすためボトルを軽量化したり、トラックやトラクターを電動に切り替えたり、と各ワイナリーが行う脱炭素化活動は様々。
太陽光発電パネルを備えたワイナリーも急増していますよ。
また、ちょっと不思議なのは「畑をむやみに耕さない」という試みです。
草木が大気から吸収した二酸化炭素は、根を通って地下に蓄えられますが、深く掘り起こすと、その二酸化炭素が大気中に逃げてしまうのだそう。
そこで、畑はむやみに掘り起こさず、草を生やしておく「カバークロップ」で二酸化炭素を土壌に蓄え続ける方法も進められています。
さらに加えて、自然にやさしい取り組みをしているカリフォルニアの人たちは、もちろん人への配慮も欠かしません。
ワイナリーで働く人々には健康や生活水準を保証するのは当然として、近隣の住民たちとはイベント参加や寄付金などで積極的に交流し、ワイン産業に親しみを持ってもらえる働きかけをしています。
 
 

カリフォルニアワインの同志は淡路島にも

 
カリフォルニアワイン業界全体での取り組みに触れ、ふと思い浮かんだのは淡路島。「大企業のパソナグループが移転」と話題になった、あの島です。パソナグループは人材派遣や教育をはじめとした会社なのですが、新入社員は約1ヶ月間淡路島に入り、全員が農業研修を受けるほど、農を核とした食の価値を社員全員で共有しているのだとか。淡路島は、遠い昔から朝廷へ食材を供給していたほど、農地としての環境に恵まれています。
その地元食材を提供する場として、パソナグループはレストランやカフェを用意。
バイザグラス・プロモーション2022参加店でもあるオーベルジュ(宿泊型レストラン)3軒が集まる「フレンチの森」でも、豊富な野菜、高級な淡路ビーフなど盛りだくさんの地元食材で来訪者をもてなします。
 
 
 
3軒のうちのひとつ、ヌーヴェル・キュイジーヌが魅力の「プランス・エトワール」でソムリエを務める水本崇さんは、カリフォルニアワインと自店との共通点をお客様へ伝えてきました。
「カリフォルニアには、自社農園で野菜を作っているワイナリーがありますよね。カリフォルニアワインの気候変動対策も興味深いですし、私たちの行っている地産地消の話も含めながらお客様へご説明しますと、とてもご共感いただけるんです」
ちょっと面白いのが、淡路島の野菜とカリフォルニアワインのマッチング!
「淡路島の野菜は、糖度も栄養価も高い。だから、果実味豊かなカリフォルニアワインとのペアリングをオススメしています。淡路名産の玉ねぎを使った料理に合わせ、フルーティなカリフォルニア白をお出ししますと、お客様はビックリされて喜ばれます。また、出汁が濃厚な魚介料理はローダイ産の赤ワイン、ジンファンデルとも合わせられます」
魚料理なら白と思いきや、旨味たっぷりのひと皿なら、深い味わいのカリフォルニア・ジンファンデルでちょうどいいバランスがとれるのです。
 
淡路島の食とカリフォルニアワインが見事にリンクしたのは、どちらも未来をハッピーにしたい思いであふれているから。
洗練されていて、かつリラックスできるカリフォルニアワインの理由が、なんとなく見えてきた気がしませんか?
このサステイナビリティにまつわるトピックを知っておくと、次にカリフォルニアワインを飲むとき、またひとつステキな笑顔が生まれそうです。
 
 
 
 

カリフォルニアワインの魅力、大発見 Vol.4

1995年よりスタートした「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション」も今年で28回目を迎えました。カリフォルニアワインの多様性を知るにはバイザグラスで様々の品種を味わうのが一番。5月末まで開催されている「バイザグラス・プロモーション」の開催店舗は首都圏中心に全国で展開されています。カリフォルニアワインとお料理のマリアージュもぜひお店でご堪能ください。
 
 
 
 
 
グルメ情報通に聞く、バイザグラスのイイところ
 

東京都内のグルメどころを年間400軒以上も訪問する、フードアナリストのハツさん。
「これぞ!」と思うレストラン情報を、ブログやツイッターで惜しみなく発信してきました。
そんなハツさん、じつはけっこうお酒もイケるのです♪
食事のお供として愛飲しているのは、もっぱらワインだとか。
当然、カリフォルニアワインのバイザグラスもハツさんは体験済みです。
ならばハツさん、ぜひバイザグラスの正直な感想を聞かせてください!
 
 

産地別に飲み比べてみました

あの~私、むちゃくちゃワインに詳しいわけではないんです。
グルメ好きのコミュニティ「東京グルメサロン」を主宰しているんですが、ソムリエの資格を持っている人が何人もいるので、その方々にワインを薦めてもらうばかり。
また、最初から料理とワインがセットになっているペアリング・コースは頻繁に楽しんでいますけど、自分から料理に合わせてグラスワインを選ぶ経験は、ほとんどありませんでした。
なにしろ、ひとりでボトル2本近く飲めちゃう体質でして、グラスでオーダーする機会がまずなかったんです(笑)。
とはいえカリフォルニアワインのバイザグラス・プロモーションはとても気になっていましたので、あらためてグラス単位であれこれ飲み比べてみることに。
先日、wine@magazineの記事を読んでいたら、紹介されていた恵比寿のイタリアン「Archan」に行きたくなり、急遽そちらでバイザグラスを堪能してきたんですよ。
「この料理と合うバイザグラスは?」とお店のスタッフに相談できるから、私にワインの知識がなくても安心して飲み進められましたね。
また、グラスごとにあれこれワインのお話をしてもらえて、いつも以上に会話が弾んだのが印象的でした。
ナパやソノマといった有名な産地のほか、ローダイなど新たな産地に触れる経験ができたのもうれしかったです。
もともと白ワインやオレンジワインが私の好みで、なかなか赤ワインを頼む機会がありませんでした。
そこで、そんな私の好みを踏まえてお店の方がオススメしてくれたカリフォルニアの赤が、まったく重くないピノ・ノワールで飲みやすかった!
逆に、樽の効いた白ワインはチーズや肉を使った濃厚な料理に負けないほどパワフルで、カリフォルニアにはいろいろなタイプが揃っているのだな、とあらためて実感しました。
 
 

合わせる料理は自在!な「カリフォルニアワイン」

私のなかで、カリフォルニアワインってちょっと高級なイメージもあったんですよ。
でも調べてみたら、どのバイザグラス参加店もリーズナブルでコスパ抜群。
お店に行くとボトルで7~8千円くらいまでのワインを頼む私にとって、価格的にちょうどいい!
イタリアンやフレンチのようなシックな高級店のほか、焼鳥や焼肉といった気取らない料理店にもフィットしやすい価格帯ですよね。
次は、以前訪問したことのある「ベンジャミンステーキハウス六本木(関東・甲信越)」で、おいしいステーキとシーフードにバイザグラスの赤と白を合わせつつ飲み比べしてみたいです。
カジュアルなバー「あじる亭Annesso(関東・甲信越)」ならチーズに白、お肉に赤と飲み分けして、「wine bar Quintet(関東・甲信越」は2軒目に足を運びグラスワインだけでシッポリ……と、どんどん夢が広がります。
 
 
 
 
気分に合わせて少量ずつオーダーできるグラスワインは、休日にもピッタリなんですよ。
天気のいい日、昼からバイザグラスをテラス席とかで飲めたら最高ですね。
そして何軒もハシゴしてゆるゆると過ごせば、シアワセな休日に。
そういえば、あまり量が飲めない方なら、友人同士でお互いのグラスワインをちょっと交換してみたりすると、さらに多種類のワインにトライできますよね。
ワインって飲み比べると味の個性がすごく把握しやすいもの。
このバイザグラス・プロモーション中、皆さんにはできるだけたくさんのお店を訪問してもらいたいです。
なお、このプロモーションは毎年恒例のイベントで、今年で28回目とか。
ホントは期間限定でなく、1年中ずーっとやっててほしいなぁ。
 
 
 
 

Profile
ハツ(伊藤初美)さん

  
マーケティング業のかたわら、フードアナリスト、グルメブロガーとして活躍。各店の情報を分かりやすい短文でまとめて発信し、店選びの迷子たちを導く救世主となる。東京グルメサロン主宰。
https://twitter.com/hatsu823
 
 
ハツさんのほか、バイザグラス参加店を訪問したグルメな方々の声
 
 
カリフォルニアワインをバイザグラスで!
カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション特設サイト
 
バイザグラスで楽しめる店を探してみよう
カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション参加店リスト
 
カリフォルニアワインをもっと知りたくなったら
カリフォルニアワイン協会
 

カリフォルニアワインの魅力、大発見 Vol.3

1995年よりスタートした「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション」も今年で28回目を迎えました。カリフォルニアワインの多様性を知るにはバイザグラスで様々の品種を味わうのが一番。5月末まで開催されている「バイザグラス・プロモーション」の開催店舗は首都圏中心に全国で展開されています。カリフォルニアワインとお料理のマリアージュもぜひお店でご堪能ください。
 
 
 
 
 

旬なバイザグラスで〝飲み活″! とっておきの店3軒へ

未訪問のレストランやバーって、「店内の雰囲気は?」「料理は実際、どんな感じ?」と気になりますよね。
なら、カリフォルニアワインのバイザグラス・キャンペーンをきっかけに入店してみませんか?
グラスワインが充実している今なら、1杯だけのためにフラッと立ち寄れるし、数軒ハシゴだってできちゃいます。
キャンペーン参加店はどこも、感度の良い人たちが集まるカリフォルニアさながら。
肩ひじ張らず、センスの良さを堪能できる飲食店ばかりです。
wine@編集部オススメの3軒をチェックすれば、ご無沙汰気味だった〝飲み活″をアナタも再開したくなるはず、です!
 
 
 
 

大人数グループOKなグリル・ダイニング
「用賀倶楽部」

ゆったりとした住宅が連なる街中に、ふと現れる異国の空間。
カリフォルニアの1区画をそのまま運んできたかのような「用賀倶楽部」、ココはステーキ好きの聖地なのです。
アメリカンビーフと和牛のどちらもジューシーに焼き上げられ、ランチ時になるとボリュームたっぷりなステーキを求めて外国人客の姿もちらほら。
週末には、昼からテラスでゆるゆるとワインを飲むご近所さんや、大テーブルでステーキをシェアしながら各自好みのグラスワインを選ぶ大家族グループで賑わいます。

カリフォルニアスタイルの店だけに、約80種のワインストックは当然カリフォルニアワインが中心。
バイザグラス・キャンペーン中は、カリフォルニアワインだけで常時6種類ほど用意され、銘柄は日によって変化します。
なかでも、ステーキに合うジンファンデルやカベルネ・ソーヴィニヨンは大人気だとか。

「ご自宅でも西海岸さながらのステーキとワインを楽しめるよう、最近は料理のテイクアウトのほか、店の一画でワインショップもスタートさせました」

と語るのは、マネージャーの藤枝健司さん。

「お店ではバイザグラスで味を試していただいた上で、帰り際にお好みのワインボトルをお土産になさっては。カリフォルニアワインのいいところは、品種名が明記してあり味わいが分かりやすいこと。また、ラベルが楽しいものも多いですよね」
 
 
日替わりのバイザグラスは80mlと120mlが選べ、1杯800円~2,000円。赤ワインが多めだが、樽香の効いた白「ブレッド&バター シャルドネ」も塩コショウ風味の肉にはピッタリ。
 
脂身と赤身のバランスが絶妙な、L-BONE サーロインステーキ(450g/ 8,800円)。ミディアムレアの焼き加減へ、店オリジナルの和風玉ねぎソースを絡ませて。
 
SHOP DATA
用賀倶楽部
東京都世田谷区玉川台2-17-16 世田谷マイスターハウス 1F
03-3708-8301
11:00~15:30(14:30 L.O)、17:00~22:00(21:00L.O)
無休
 
 

女性ひとり客もリラックスできる隠れ家
「Bar Brown TOKYO」(バーブラウントーキョー)

 

3.8mの天井高ならではの開放感、ブラウン系でまとめられたインテリアと随所に設置された本棚が醸し出すリビング的ニュアンス。
そこへ、

「えっ、タコ焼?」

と意外なオツマミが登場するから、この店は侮れません。

今年で9年目を迎えた「バー・ブラウン」は、仕事帰りにフラッと立ち寄りクールダウンできるスポットです。
もちろん通常のバーのようにウイスキーやビールも楽しめますが、店奥のワインセラーで出番を待つワインはなんと約300本以上。
頻繁に渡米するオーナー、鎌田雅彦さん自身がワイン愛好家であることから、カリフォルニアワインも舌の肥えた客たちを満足させるラインナップなのです。
バイザグラスで提供されるワインは、赤白それぞれ2種類、スパークリング1種が基本。
ワイン単体でも飲み疲れしないよう、パワフル過ぎないカジュアルなタイプが並んでいます。

虚を突かれるオツマミはタコ焼のほか、山形出身の鎌田さんにちなんだ山形名物の蕎麦なんて1品も。
「オーセンティックなスペースで、ちょっとした抜け感のある食をオーダーできる」というワクワク感に惹かれ、ひとりでブラリと来店する女性客も少なくありません。
バーと聞くと緊張してためらってしまう人は、まずこの店からスタートしては。
バイザグラスを目当てに、足を運んでみてくださいね。
長年注目してきたのが、ローダイ産の「オークリッジ・ワイナリー オールド・ソウル」。白のシャルドネは高級ワインに匹敵する品質、赤のピノ・ノワールは少量ブレンドしたジンファンデルがアクセントに。
 
なめらかな舌触りのタコ焼き(10個1,000円、20個1,800円)は、本場・岸和田仕込みのお店で腕を磨いた落合店長が30分近くかけてジックリ焼き上げる。入店してすぐ食べたい常連客は、予約電話時にオーダーしておくのだとか。
 
SHOP DATA
東京都渋谷区恵比寿南2-25-3 EBISU HANA BLDG B1
03-6303-0301
18:00~
日休
チャージ500円
 
 

仲良しな2人で行きたい古民家イタリアン「Archan」(アーチャン)

木目と漆黒の天然素材を基調とした古民家に入ると、外の喧騒から一気に静寂の世界へ。
上質なイタリア料理に舌鼓を打つ優雅な時間を過ごせるのが、恵比寿「Archan」です。
料理はその日に仕入れた新鮮な食材をベースに構成。
ライトアップされた庭の樹々だけでなく、皿からも季節感が伝わる料理構成が心肉い・・・あっ、いや、心憎い!
ついウッカリ「肉い」としてしまったのは、肉を知り尽くしたシェフ・鈴木敦さんによる調理のすばらしさゆえ。
さらに、鈴木シェフはソムリエ資格も取得しているため、料理とワインのペアリングに絶対の信頼感を寄せられる店なのです。

バイザグラス・キャンペーンに向けて、ワインはブドウ品種の多様性をテーマにセレクト。
太陽に恵まれたカリフォルニアらしさをストレートにイメージできる、果実味やブドウの力強さを感じられるアイテムを中心としています。
だから、旨味が口中に長く残る滋味深い肉料理とは合わせやすいものばかりなのですね。

1階にはカウンター席(目の前で仕上げられる料理の香りだけでカリフォルニアワインが進んでしまいそう?!)、2階には4名まで利用できる個室が2つ備わり、親しい人との時間を過ごすにはうってつけ。
昨年3月にオープン以来、デートや少人数接待の予約がひっきりなしというのも頷けます。
「日本的な古民家でイタリア料理&カリフォルニアワイン」と3か国のカルチャーが違和感なく溶け込んだ美味な夜、いちどぜひ体感してみて!
 
バイザグラスは白とロゼで2~3種、赤2種。シャルドネ、アルバリーニョ、ピノ・ノワール、シラー、ジンファンデルなどなど多彩な品種のなかから日替わりで提供。1杯950円~1,300円。

黒毛和牛のフィレ3,800円、お肉たっぷりのミートソース1,400円。おすすめはパスタとメインの肉料理に冷菜、前菜、デザート、カフェ、パンがセットになったお得なコース(一人5,500円 ※メインが黒毛和牛フィレの場合+1,000円)

SHOP DATA
東京都渋谷区恵比寿4丁目24-3
17:00~23:00
日休
 
 
 
カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション特設サイト
 
カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション参加店リスト
 
カリフォルニアワイン協会

カリフォルニアワインの魅力、大発見 Vol.2

1995年よりスタートした「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション」も今年で27回目を迎えました。カリフォルニアワインの多様性を知るにはバイザグラスで様々の品種を味わうのが一番。5月末まで開催されている「バイザグラス・プロモーション」の開催店舗は首都圏中心に全国で展開されています。カリフォルニアワインとお料理のマリアージュもぜひお店でご堪能ください。
 
 
 

 

2022年は産地ローダイを堪能しよう!

街を走るパトカーのドアにはブドウのマークがあしらわれ、いくつかの高校では「生徒のためのブドウ畑」を用意―――ワイン造りとともに発展したカリフォルニアのローダイは、地元民のワイン愛があふれているエリアです。 そんなローダイで産まれたワインを近年、日本の飲食店やワインショップでもチラホラ見かけるようになりました。 なぜ、今、ローダイなのか? ヒミツを紐解いていきましょう。

近年大注目の産地ローダイ

 
ちょっとしたワイン通なら、カリフォルニアのワイン産地としてナパやソノマはよく知っているはず。
なら、ローダイはどうでしょうか。
ナパとソノマにほど近く、サンフランシスコ湾からそのまま内陸方向へスライドしたところに位置するローダイ。
内陸へ入れば入るほど砂漠化するアメリカですが、カリフォルニア湾から川を遡って涼しい海風が吹き込むローダイは、ブドウの生育にはもってこいの環境です。
 
 

ローダイ人気が高まる理由2つ

ナパやソノマの次にローダイがブームになりつつあるのは、ローダイが長年培ってきたユニークさに多くの人たちが気づき始めたから。
ユニークな理由のひとつは、品種の多様性です。
イタリア系移民はイタリア系品種を、ドイツ系移民はドイツ系品種を……とアイデンティティを大切にしつつブドウを植えていった経緯があり、いまでは100種以上のブドウ品種が栽培されています。
シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなど有名品種が圧倒的な栽培面積を占めるカリフォルニアにおいて、この“品種図鑑っぷり”は珍しいことなのです。
 
 

さらにもうひとつの理由が、ご長寿なブドウ樹の存在

ときに100歳越えというとてつもない高齢のブドウ樹が、そこかしこに残ります。
1920年から続いた禁酒法時代にあっても先祖代々のブドウ畑を大切に守り抜いた人たち。
20世紀初頭に全世界で猛威をふるったフィロキセラの被害を受けにくかった土壌。
そういった条件に恵まれたローダイの畑に立ち、古樹ならではのゴツゴツとした太い幹を間近で眺めれば、長年の風雨に耐え根を張り続けてきた歴史が伝わってきます。
古い樹になると、若い樹と比べてブドウの収穫数は少なくなるものの、その実を使ったワインは「味わい深い」「オトナの味がする」と高く評価されています。
もし、ローダイ産で「OLD VINE」とラベルに記載されたワインボトルを見つけたら、それは古樹から収穫されたブドウを使ったもの。
いちどは飲んでおくべき価値アリ、です!
たとえば、アメリカの代表品種あるジンファンデルも、ローダイの古樹から収穫されたブドウを使えば、パワフルさと同時に落ち着いた表情も見せてくれるワインとなるんです。
ボリューミーな味わいのジンファンデルは、ジューシーな肉をはさんだハンバーガーが定番のペアリング。
ちょっと変わったところでは、花椒を効かせた麻婆豆腐なんてのもピッタリです。
心地よいジンファンデルの果実味が、花椒でしびれた舌をやさしく包んでくれますよ。
 

 

誰よりも早い環境問題への取り組み

 
ローダイは、世界でもいち早くサステイナビリティに意識を向けたエリアです。
「限りある水資源を大切にする」「周辺に住む動物たちやブドウ畑で働く人たちの健康を考える」「近隣住民と連携」「胸を張って子や孫の代へ残せるブドウ畑を」……といったサステイナビリティの考え方は、近年ようやく世界各地で共有されてきましたが、ローダイの生産者たちが最初に取り組んだのは、なんと1990年代初め。
ローダイの生産者たちが一丸となって勉強会を開き、環境問題研究家も巻き込みつつ皆で共有していた思想が、2005年には公的に「ローダイ・ルール」として確立し、サステイナビリティを目指すほかの産地にとってのお手本となりました。
そして現在、カリフォルニア全体を通して見ると、全ワイナリーの8割が何らかのサステイナブル認証を受け、環境にやさしいワイン造りを実践しています。

18世紀からワイン造りがスタートして以来200年以上の歴史があるカリフォルニアは、伝統国としての風格と、新しいスタイルのワインを次々と産み出す創造性を兼ね備えています。
古樹をいたわり守り続けながら、サステイナビリティの実現へ向かって果敢にアクションを起こしたローダイこそ、まさに「カリフォルニアのなかのカリフォルニア」なのですね。

 
 


ローダイワインをバイザグラスで楽しめるお店探しはコチラ

https://calwines.jp/btg22/shop/#lodi

 
カリフォルニアワインをバイザグラスで!
カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション特設サイト
https://calwines.jp/btg22/

カリフォルニアワインをもっと知りたくなったら
カリフォルニアワイン協会
https://calwines.jp/

カリフォルニアワインの魅力、大発見vol.01

1995年よりスタートした「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション」も今年で27回目を迎えました。カリフォルニアワインの多様性を知るにはバイザグラスで様々の品種を味わうのが一番。5月末まで開催されている「バイザグラス・プロモーション」の開催店舗は首都圏中心に全国で展開されています。カリフォルニアワインとお料理のマリアージュもぜひお店でご堪能ください。
 
 
 

 

タレント・田原可南子のワイン探し

食べることも飲むことも大好きなタレント・田原可南子さんが、恵比寿で話題のワインスポットを軽やかにホッピング。体験型ワインショップ「wine@EBISU」、こだわりの焼鳥店「喜鈴(きりん)」の2軒で見つけた、至極のワインとは?

 

 

田原可南子 Kanako Tahara
TVの情報バラエティ番組からラジオでのしっとりトークまで、幅広くこなすマル
チタレント。ワイン、食、旅、ファッションなどに好奇心のアンテナを張り巡らす。
プライベートでは、愛犬と過ごす時間がなによりの癒しに。
 
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  • ワイングラス片手に旅気分


旅先でワインを楽しむのが何よりの気分転換でしたが、ここ数年は旅行を控えて仕事にまい進する日々を送っています。
 
可南子さん「食事もワインもおいしい国に旅したいです。トラディショナル系もいいけれど、新しいセンスの料理を存分に楽しみたい私が再訪したくなっているのは、やっぱりアメリカ西海岸のカリフォルニア」

 
4年前にはドライブでカリフォルニアを縦断し、ローカル色の強いハンバーガーからスタイリッシュな創作料理まで食べつくした経験がありました。
 
もちろん、食のお供はいつでもカリフォルニア産のワインだったとか。

可南子「当時の私は白ワイン派だったので、現地で飲んだのは白ばかり。どれも、とても飲みやすかった記憶があります」

 
カリフォルニアは、「フルーツ、野菜、ナッツがふんだんに収穫できる恵まれたエリア」。
これだけと聞くと、常夏で温暖な気候を想像してしまいますよね。
 
可南子さんが旅行したときも、海沿いで穏やかな気候を満喫していたそう。
でも、カリフォルニアには実際は雪の積もる高山あり、乾いた砂漠あり、太平洋から霧が運ばれる川沿いの谷あり、と大地の顔はさまざま。
 
可南子さん「雪が降るほど寒いエリアがカリフォルニアにあるんですか! ぜんぜん知りませんでした」
 
だからブドウひとつとっても、栽培される畑の場所によってキャラクターが大きく異なってくるのがカリフォルニアの面白いところなのです。
となると、カリフォルニアのブドウを使ったワインって一体どんな味わいに仕上がるのでしょう?
なにしろワイン造りを担うのは、開拓者精神を継承し、自由なライフスタイルを謳歌するカリフォルニアっ子。
 
多彩なブドウをベースに、多彩な人たちがそれぞれワインを産み出すのだから……完成するワインの味わいは、まさにミラクル級のバリエーションです!
「あれ、カリフォルニアワインって、そんなにいろいろなタイプが揃ってましたっけ?」
なんて興味深々になってきた可南子さん。
 
普段は産地にこだわらずワインをチョイスしてきたものの、あらためてカリフォルニア産のワインと向き合いたくなったのだとか。
 
 

 

wine@EBISU」でレアなカリフォルニアワインを飲み比べ

 
そこで、可南子さんが足を運んだのは、「wine@EBISU」。
恵比寿で散歩していて、以前から気になっていたショップなのだとか。
 
入店し、ワインセラーを横目にすぐさま有料試飲スペースへ。
 
 

可南子さんはすでにスマートフォンでウェブサイト「wine@」にアクセスし、オリジナルのワインカルテは作成済みでした。結局、ワインカルテが推薦する「爽やかフルーティ系 白ワイン」を含め、カリフォルニア産の銘柄を数種チョイス。
 
 
可南子さんが一通り試飲を終えたころ、スタッフの中川雄介さんが声を掛けてくれました。
中川さん「お味はいかがですか?」
 
 

 
可南子さん「今、私が試しているのはカリフォルニアの白ワイン『ファーディナンド/アルバリーニョ2019』。カリフォルニア白はフルーティで甘やかな味だと信じ込んでいましたが、こちらは香りがフレッシュ、ほのかな苦みとミネラル感のある味わいでゴクゴク飲みやすい。まさに飲みたかった味! カルテに沿ってワインを選ぶと、はずれナシで安心ですね」

中川さん「アルバリーニョは、カリフォルニア産のなかでも珍しいスペイン系品種です。産地は、近年注目度が高まっている『ローダイ』。大都市のサンフランシスコや有名ワイン産地のナパから見ると、さらに内陸に位置しています」
 
 
 

 
可南子さん「私、内陸側は訪れたことがなくて、何も知らないんです」
 
中川さん 「様々な品種を栽培しているローダイですが、一番ユニークな特徴はジンファンデルの古い樹が大事に残されているところ。
50年、100年と齢を重ねた樹から、たくさんのワインが造られているんです」
 
可南子さん「そんなお話を伺うと、どんな味なのか飲んでみたくなりますね」
 
中川さん「常時800種ほど揃う当店のワインセラーには、ちょうど『マイケル・デイヴィッド/セブン・デッドリー・ジンズ オールド・ヴァイン ジンファンデル2016」のご用意があります。造り手は150年以上続くワイナリーで、ローダイの古樹ジンファンデルを試すにはうってつけですよ」


可南子さん「このボトル、買って帰ろうかな。食事と合わせて飲んでみたい」
 
 
 

 
可南子さんはワインセラー探検へと移り、ようやくお目当てのワインを発見。
 
 
すると、中川さんからさらなるアドバイスが。
 
 
中川さん「当店でご購入のワインは、提携する飲食店へBYO(ワイン持ち込み<Bring Your Own> )ができます。まずは、wine@サイトのなかにある『BYOが可能な店を探す』ページをご覧になってみてくださいね。なかには、カリフォルニアワインがグラスで提供される『カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション』参加店もありますから、レストランでもまた様々な種類が楽しめますよ」
 
 
さらに、wine@ネットストアで購入してBYO店の予約をすると、ワインを店まで直送してもらえると聞いて、可南子さんはすぐさま決断!
可南子さん「ちょうど近々、恵比寿で友達と食事する約束をしているんです。そのシステム、さっそく使わせてもらいます!」

 

バイザグラス・プロモーションでカリフォルニアワインを堪能する!

さて後日、友人と恵比寿の駅で待ち合わせた可南子さんは、wine@サイトで予約を入れた「喜鈴」 へ。

ワインはバイザグラスの日替わりスタイルで白赤2~3種ほど揃え、カリフォルニアワインの銘醸ボトルも常備している炭火焼鳥の専門店です。
可南子さん「wine@で購入したボトルを開けつつ、お店に用意されている数種類のグラスワインもオーダーすれば、料理との相性をアレコレ試す最高のチャンスですね」

 
最初に登場した一品は、焼鳥「だき身」。
店長の神戸良太さんが「こちら、丹波黒鶏の鶏皮で抱くように巻いた胸肉です」と説明しつつ、焼き立てをお皿にのせてくれました。
すぐさま可南子さんはソムリエの坂田文さんとワインの相談をし、この日提供されていたバイザグラスのひとつ「スペルバウンド/シャルドネ2020」を合わせることに。
 


可南子さん「バニラやナッツの香りがして、酸味もしっかりと感じます」
坂田さん「香ばしくカリフォルニアらしい濃いめの味わいで、1杯でも満足感があるでしょう。なお、塩だけでなくたれ味の焼鳥にも合う白ワインなんです」


お店自家製の「焼き胡麻豆腐」に対し、坂田さんは「ハーン/カベルネ・ソーヴィニヨン2016」をセレクト。
 

可南子さん「胡麻豆腐には白ワインがくるかと思っていました」
坂田さん「胡麻はフルーツと相性のいい食材です。そこで、赤いベリーの風味が強い赤ワインと合わせていただこうかと」
可南子さん「あら、不思議。香りも味も甘めな赤ワインと、本当にバッチリ。最高です!」


そしていよいよ、可南子さんが持ち込んだボトル「マイケル・デイヴィッド/セブン・デッドリー・ジンズ オールド・ヴァイン ジンファンデル 2010」を開栓。
可南子さん「ジンファンデルのワインはあまり飲んだことがなかったのですが、どこかスパイシー。樹齢の古いブドウを使っていることもあり、味わい深さが光ります」古樹ジンファンデルの実力に唸ったところで、タレ味の焼鳥「ちょうちん」がやってきました。
 

 
坂田さん「まずキンカンを丸のまま口に入れ、追いかけるように串肉をかじり、口のなかで黄身をからめつつ召し上がってください」
可南子さん「黄身の旨味と、コリコリとした肉の歯応えがたまりません。タレ味もしっかりとしていて、ジンファンデルとよく合います」
坂田さん「ワインのスモーキーさがまた、炭焼きの香りともマッチするんですよね」
 
 
喜鈴」で提供される焼鳥や一品料理はどれもひと工夫凝らされ、カリフォルニアで人気の高級レストランと共通する創造性にあふれています。

可南子さん「今日のお食事からも、またカリフォルニアワインからも、伝統を大切にしながら新しいものを産み出そうとする気持ちが伝わってきました。おかげで、カリフォルニアへ数時間だけグルメ旅行したような満足感タップリ。日本にいながら、旅行欲も満たされました!(笑)」

 
喜鈴」のほか、バイザグラスでカリフォルニアワインに力を入れる『カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション』の参加店は、日本全国に広がっています。
 
 


今年2022年のプロモーション期間は、4月1日(金)から5月31日(火)まで。
カリフォルニアワインの世界に強く惹かれ始めた可南子さんも、「このプロモーション期間中、積極的にワインホッピングを続け、さらにいろいろなタイプのカリフォルニアワインと出会ってみたい!」と意気込むばかりです。



SHOP DATA
東京都渋谷区恵比寿西1丁目8−10 EBISU高橋ビルB1 
03-6427-8437



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カリフォルニアワイン協会
https://calwines.jp/

 

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