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ボルドー現地からの2022年ヴィンテージレポート

2022.10.10

ボルドー現地からの2022年ヴィンテージレポート
記録的な気象現象だった4月~7月
 
 
 
 
2022年は4月に2回の遅霜、6月に雹が降り、7月には猛暑が襲うという状況。特に深刻だったのは水不足。年始1月からの8ヶ月は6月を除いて重度の雨不足が続き、気温はいずれの月も平年の平均気温を1〜3℃上回り、灌漑禁止の規定に対する例外措置を求めた一部地域もでたほどであった。
一言で言うと猛暑と干ばつ、記録的な気象現象続きの1年だったという。
 
しかし、これまで20年強、ボルドーの生産者たちは気候変動の影響を見越して、気候適応に関する研究を重ねてきたこともあり、これまで深めてきた理解と知識を駆使して、この厳しい状況を乗り切ることができそうだ。
入念な除葉、棚付けおよび土壌を草で覆う管理を行い。
また、ぶどう樹の根がしっかりと下層まで到達していたことや、水分ストレスへの耐性をぶどう樹が自然に持ち合わせていたことも後押しとなり、このような天候のもとでも、ぶどう畑は総じて素晴らしく健全な状態を維持することができたという。
 
収穫日程は例年より15~20日早い収穫予定と発表され、8月時点では下記のように予想されていた。
・辛口白ワインおよびクレマン・ド・ボルドー用ぶどう:8月16日にスタート
・ロゼワイン用ぶどう:8月26日頃
・赤ワイン用ぶどうの収穫:メルロから9月1日前後にスタート
・甘口白ワイン用ぶどう:9月中旬に初回収穫がスタート予定
 
2022年のボルドーワインを評価するには時期尚早ではるが、収穫量も極端な収量の低下は抑えられ、猛暑と干ばつの影響でぶどうの粒は小さめではあるが、極めて健全で期待を裏切らない品質と予想されている。
 
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wine@MAGAZINE編集部
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