「ワイン=難しい」「自分で選べない」「失敗したくない」と思っている超初心者のために、 “すぐに役立つ”基本情報をお届けします。
ワインには、産地や造り手のストーリーなど面白い観点がたくさんあるのですが、まずは自分好みの味わいのものを選べるかどうかが、一番のポイントですよね。そこで、ワインの味わいの特徴を軸としたQ&A形式で、ワイン選びの重要なポイントをブドウ品種に注目しながら紹介していきます。
だから、自分の好みに合うところだけ読めばOK!失敗しないワイン選びのために、役立ててください。
この記事の目次
Q:さわやかでキリッとした白ワインが飲みたいんですが…
暑い日はもちろん、生やグリルした野菜や魚介の料理を食べるなら季節を問わず、さわやかでキリッとした白ワインが飲みたくなりますね。
「さわやかでキリッとした」というのは、言い換えれば「酸(味)が効いた」ということ。実際は造り方によっても違ってくるのですが、酸が強めなブドウ品種から造られる辛口の白ワインを選ぶのが一つのポイントです。
世界的にも有名なソーヴィニヨン・ブランやリースリング、日本の甲州などの基本、さらに編集部おすすめのワインの情報はこちら!
【自分好みのワインを知るための品種のハナシ】
シャープな酸の白ワインを選ぶには
Q:酸っぱいのが苦手で、マイルドな白ワインが好きなんですが…
「ワインは酸っぱいから苦手」という声を時々聞きます。白ワインは酸がキーポイントとなりますが、穏やかな酸味で心地よい飲み口の白ワインもたくさんあります。
甘口というわけではなく、マイルドで心地よい辛口の白ワイン。これも醸造方法によって様々な味わいがつくれるのですが、まずは酸味の少ないブドウ品種に注目して、ワインを選んでみると失敗は格段に減ります。
カリフォルニアなどのシャルドネや、南仏のヴィオニエ、バラやライチのような香りが特徴的なゲヴェルツトラミネールなどから造られるワインは、魅力満載。ぜひチェックを!
【自分好みのワインを知るための品種のハナシ】
まろやかな酸の白ワインを選ぶには
Q:渋みが苦手で、やさしい赤ワインを飲みたいんですが…
白ワインのキーポイントは酸味でしたが、赤ワインの場合は“渋み”。そしてその正体は、原料となるブドウに含まれるタンニンという物質です。つまり、比較的タンニン含有量が少ないブドウ品種から造られるワインを選ぶことが、“渋いの苦手さん”の好みへの近道ということになります。
代表的なものは、国際的にも有名なピノ・ノワール。渋みが穏やかな分、イチゴのような繊細な香りが個性となってきます。フランスのブルゴーニュやアメリカのオレゴンといったちょっと涼しいエリアで造られるものは、アルコール度数も低めになる傾向。
そのほか、南フランスやスペインで人気のグルナッシュという品種にも注目。おすすめワインの情報も合わせて、ご紹介しています。
【自分好みのワインを知るための品種のハナシ】
渋み少なめの赤ワインを選ぶには
Q:しっかり飲みごたえがある赤ワインを買いたいんですが…
飲みごたえがある赤ワインは、言い換えると、渋み・果実味・アルコール度数がしっかりバランスよくあるワインとなります。肉料理を食べるなら、ぜひ合わせたいタイプのワインですね。
赤ワインの“渋み”の正体であるタンニンは、実はポリフェノールの一種。そして、主に果皮に多く含まれているアントシアニンという物質とともに、抗酸化作用があります。それゆえ、色も味も濃醇な赤ワインは美容と健康の効果も期待できると言われています…もちろん飲み過ぎには注意ですが(笑)
代表的な品種は、世界一栽培されている品種のカベルネ・ソーヴィニヨン、そしてそれと双璧をなすシラー(シラーズ)。また、果皮は薄く繊細なれど「ワインの王、王のワイン」と呼ばれるイタリアの銘酒バローロの品種、ネッビオーロもタンニンでは負けていません。
【自分好みのワインを知るための品種のハナシ】
渋みが効いた赤ワインを選ぶには
Q:料理に合うワインの選び方の基本を知りたいんですが…
ワインと料理の相性は大事ですね。マリアージュとかペアリングという言葉も、一度は聞いたことがあるかと思います。
白ワインと赤ワインの両方の要素を持つロゼワインや、シュワシュワっとした泡の効果で口の中をリセットしてくれるスパークリングワインは、料理の相性において万能選手的なワインですが、料理とワインのおいしい組み合わせの基本方程式のようなものを少し知っておくと、白ワインと赤ワインの楽しみ方も豊かになり、失敗しないワイン選びにグッと近づきます。
酸味や渋みのことが、分かったなら準備はOK。パターン別に具体的なワインも紹介していますので、この記事もきっと役に立つはずです。
みんなが言う【マリアージュ】って何?ペアリングとどう違う?
3原則&定番も一挙紹介!
プロのワイン選びを活用して家飲みを楽しむという手段も
自分好みのワインがどんな品種から造られたものに多いのか、また、料理との合わせ方の基本が分かってくると、「ワイン=難しい」と悩んでしまう超初心者レベルからワンランクUPできると思います。
そうなると、ワインは俄然面白くなってくる!そして、自分にもっとフィットしたワインを選びたくなってくるはずです。
そんな方は家飲みでも、ワインのプロであるソムリエが厳選したワインを飲んでみるのがおすすめ。このWINE@でワインをおすすめしてくれているソムリエは、飲食の現場で活躍している屈指のメンバーばかりです。
ぜひおすすめ情報を活用して、失敗しないワイン選び、そして自分好みのワイン選びを楽しんでみてください。
好みのソムリエを見つけてワインを選ぶ「WINE SELECTORS」
ワインの知識に長けている有名ソムリエやシェフ(WINE SELECTORS)が、季節や様々なシチュエーションに合うおすすめのワインを紹介。ソムリエやシェフの普段は見えないプロフィール(出身、休日の過ごし方、好みの料理など)も分かるので、自分好みのワインを選ぶ強い味方になってくれます。
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