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あの店に行ってみた!

カリフォルニアワインの魅力、大発見vol.01

2022.3.24

1995年よりスタートした「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション」も今年で27回目を迎えました。カリフォルニアワインの多様性を知るにはバイザグラスで様々の品種を味わうのが一番。5月末まで開催されている「バイザグラス・プロモーション」の開催店舗は首都圏中心に全国で展開されています。カリフォルニアワインとお料理のマリアージュもぜひお店でご堪能ください。
 
 
 

 

タレント・田原可南子のワイン探し

食べることも飲むことも大好きなタレント・田原可南子さんが、恵比寿で話題のワインスポットを軽やかにホッピング。体験型ワインショップ「wine@EBISU」、こだわりの焼鳥店「喜鈴(きりん)」の2軒で見つけた、至極のワインとは?

 

 

田原可南子 Kanako Tahara
TVの情報バラエティ番組からラジオでのしっとりトークまで、幅広くこなすマル
チタレント。ワイン、食、旅、ファッションなどに好奇心のアンテナを張り巡らす。
プライベートでは、愛犬と過ごす時間がなによりの癒しに。
 
インスタグラム 

 


旅先でワインを楽しむのが何よりの気分転換でしたが、ここ数年は旅行を控えて仕事にまい進する日々を送っています。
 
可南子さん「食事もワインもおいしい国に旅したいです。トラディショナル系もいいけれど、新しいセンスの料理を存分に楽しみたい私が再訪したくなっているのは、やっぱりアメリカ西海岸のカリフォルニア」

 
4年前にはドライブでカリフォルニアを縦断し、ローカル色の強いハンバーガーからスタイリッシュな創作料理まで食べつくした経験がありました。
 
もちろん、食のお供はいつでもカリフォルニア産のワインだったとか。

可南子「当時の私は白ワイン派だったので、現地で飲んだのは白ばかり。どれも、とても飲みやすかった記憶があります」

 
カリフォルニアは、「フルーツ、野菜、ナッツがふんだんに収穫できる恵まれたエリア」。
これだけと聞くと、常夏で温暖な気候を想像してしまいますよね。
 
可南子さんが旅行したときも、海沿いで穏やかな気候を満喫していたそう。
でも、カリフォルニアには実際は雪の積もる高山あり、乾いた砂漠あり、太平洋から霧が運ばれる川沿いの谷あり、と大地の顔はさまざま。
 
可南子さん「雪が降るほど寒いエリアがカリフォルニアにあるんですか! ぜんぜん知りませんでした」
 
だからブドウひとつとっても、栽培される畑の場所によってキャラクターが大きく異なってくるのがカリフォルニアの面白いところなのです。
となると、カリフォルニアのブドウを使ったワインって一体どんな味わいに仕上がるのでしょう?
なにしろワイン造りを担うのは、開拓者精神を継承し、自由なライフスタイルを謳歌するカリフォルニアっ子。
 
多彩なブドウをベースに、多彩な人たちがそれぞれワインを産み出すのだから……完成するワインの味わいは、まさにミラクル級のバリエーションです!
「あれ、カリフォルニアワインって、そんなにいろいろなタイプが揃ってましたっけ?」
なんて興味深々になってきた可南子さん。
 
普段は産地にこだわらずワインをチョイスしてきたものの、あらためてカリフォルニア産のワインと向き合いたくなったのだとか。
 
 

 

wine@EBISU」でレアなカリフォルニアワインを飲み比べ

 
そこで、可南子さんが足を運んだのは、「wine@EBISU」。
恵比寿で散歩していて、以前から気になっていたショップなのだとか。
 
入店し、ワインセラーを横目にすぐさま有料試飲スペースへ。
 
 

可南子さんはすでにスマートフォンでウェブサイト「wine@」にアクセスし、オリジナルのワインカルテは作成済みでした。結局、ワインカルテが推薦する「爽やかフルーティ系 白ワイン」を含め、カリフォルニア産の銘柄を数種チョイス。
 
 
可南子さんが一通り試飲を終えたころ、スタッフの中川雄介さんが声を掛けてくれました。
中川さん「お味はいかがですか?」
 
 

 
可南子さん「今、私が試しているのはカリフォルニアの白ワイン『ファーディナンド/アルバリーニョ2019』。カリフォルニア白はフルーティで甘やかな味だと信じ込んでいましたが、こちらは香りがフレッシュ、ほのかな苦みとミネラル感のある味わいでゴクゴク飲みやすい。まさに飲みたかった味! カルテに沿ってワインを選ぶと、はずれナシで安心ですね」

中川さん「アルバリーニョは、カリフォルニア産のなかでも珍しいスペイン系品種です。産地は、近年注目度が高まっている『ローダイ』。大都市のサンフランシスコや有名ワイン産地のナパから見ると、さらに内陸に位置しています」
 
 
 

 
可南子さん「私、内陸側は訪れたことがなくて、何も知らないんです」
 
中川さん 「様々な品種を栽培しているローダイですが、一番ユニークな特徴はジンファンデルの古い樹が大事に残されているところ。
50年、100年と齢を重ねた樹から、たくさんのワインが造られているんです」
 
可南子さん「そんなお話を伺うと、どんな味なのか飲んでみたくなりますね」
 
中川さん「常時800種ほど揃う当店のワインセラーには、ちょうど『マイケル・デイヴィッド/セブン・デッドリー・ジンズ オールド・ヴァイン ジンファンデル2016」のご用意があります。造り手は150年以上続くワイナリーで、ローダイの古樹ジンファンデルを試すにはうってつけですよ」


可南子さん「このボトル、買って帰ろうかな。食事と合わせて飲んでみたい」
 
 
 

 
可南子さんはワインセラー探検へと移り、ようやくお目当てのワインを発見。
 
 
すると、中川さんからさらなるアドバイスが。
 
 
中川さん「当店でご購入のワインは、提携する飲食店へBYO(ワイン持ち込み<Bring Your Own> )ができます。まずは、wine@サイトのなかにある『BYOが可能な店を探す』ページをご覧になってみてくださいね。なかには、カリフォルニアワインがグラスで提供される『カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション』参加店もありますから、レストランでもまた様々な種類が楽しめますよ」
 
 
さらに、wine@ネットストアで購入してBYO店の予約をすると、ワインを店まで直送してもらえると聞いて、可南子さんはすぐさま決断!
可南子さん「ちょうど近々、恵比寿で友達と食事する約束をしているんです。そのシステム、さっそく使わせてもらいます!」

 

バイザグラス・プロモーションでカリフォルニアワインを堪能する!

さて後日、友人と恵比寿の駅で待ち合わせた可南子さんは、wine@サイトで予約を入れた「喜鈴」 へ。

ワインはバイザグラスの日替わりスタイルで白赤2~3種ほど揃え、カリフォルニアワインの銘醸ボトルも常備している炭火焼鳥の専門店です。
可南子さん「wine@で購入したボトルを開けつつ、お店に用意されている数種類のグラスワインもオーダーすれば、料理との相性をアレコレ試す最高のチャンスですね」

 
最初に登場した一品は、焼鳥「だき身」。
店長の神戸良太さんが「こちら、丹波黒鶏の鶏皮で抱くように巻いた胸肉です」と説明しつつ、焼き立てをお皿にのせてくれました。
すぐさま可南子さんはソムリエの坂田文さんとワインの相談をし、この日提供されていたバイザグラスのひとつ「スペルバウンド/シャルドネ2020」を合わせることに。
 


可南子さん「バニラやナッツの香りがして、酸味もしっかりと感じます」
坂田さん「香ばしくカリフォルニアらしい濃いめの味わいで、1杯でも満足感があるでしょう。なお、塩だけでなくたれ味の焼鳥にも合う白ワインなんです」


お店自家製の「焼き胡麻豆腐」に対し、坂田さんは「ハーン/カベルネ・ソーヴィニヨン2016」をセレクト。
 

可南子さん「胡麻豆腐には白ワインがくるかと思っていました」
坂田さん「胡麻はフルーツと相性のいい食材です。そこで、赤いベリーの風味が強い赤ワインと合わせていただこうかと」
可南子さん「あら、不思議。香りも味も甘めな赤ワインと、本当にバッチリ。最高です!」


そしていよいよ、可南子さんが持ち込んだボトル「マイケル・デイヴィッド/セブン・デッドリー・ジンズ オールド・ヴァイン ジンファンデル 2010」を開栓。
可南子さん「ジンファンデルのワインはあまり飲んだことがなかったのですが、どこかスパイシー。樹齢の古いブドウを使っていることもあり、味わい深さが光ります」古樹ジンファンデルの実力に唸ったところで、タレ味の焼鳥「ちょうちん」がやってきました。
 

 
坂田さん「まずキンカンを丸のまま口に入れ、追いかけるように串肉をかじり、口のなかで黄身をからめつつ召し上がってください」
可南子さん「黄身の旨味と、コリコリとした肉の歯応えがたまりません。タレ味もしっかりとしていて、ジンファンデルとよく合います」
坂田さん「ワインのスモーキーさがまた、炭焼きの香りともマッチするんですよね」
 
 
喜鈴」で提供される焼鳥や一品料理はどれもひと工夫凝らされ、カリフォルニアで人気の高級レストランと共通する創造性にあふれています。

可南子さん「今日のお食事からも、またカリフォルニアワインからも、伝統を大切にしながら新しいものを産み出そうとする気持ちが伝わってきました。おかげで、カリフォルニアへ数時間だけグルメ旅行したような満足感タップリ。日本にいながら、旅行欲も満たされました!(笑)」

 
喜鈴」のほか、バイザグラスでカリフォルニアワインに力を入れる『カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション』の参加店は、日本全国に広がっています。
 
 


今年2022年のプロモーション期間は、4月1日(金)から5月31日(火)まで。
カリフォルニアワインの世界に強く惹かれ始めた可南子さんも、「このプロモーション期間中、積極的にワインホッピングを続け、さらにいろいろなタイプのカリフォルニアワインと出会ってみたい!」と意気込むばかりです。



SHOP DATA
東京都渋谷区恵比寿西1丁目8−10 EBISU高橋ビルB1 
03-6427-8437



バイザグラスで楽しめる店を探してみよう



カリフォルニアワインをもっと知りたくなったら
カリフォルニアワイン協会
https://calwines.jp/

 

©︎2022.Yuji Komatsu.

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wine@MAGAZINE編集部
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