「2023年A.S.I. 世界最優秀ソムリエコンクール」日本代表は岩田渉さんに決定！

日本代表に選ばれた岩田渉（いわた わたる）さん

 

2023年2月7日～12日にフランス・パリで開催される「A.S.I.世界最優秀ソムリエコンクール」日本代表として出場をかけた選手選考会が、一般社団法人日本ソムリエ協会の主催により、ホテルニューオータニ東京「トゥールダルジャン」にて、11月22日に開催されました。

 

選考会の参加資格は前回の日本代表であり、2017年の全日本最優秀ソムリエコンクール優勝者の岩田渉（33歳）さんと2020年の同優勝者の井黒卓さん（35歳）の2名。

ソムリエスカラシップ時代から切磋琢磨してきた両人であり、若手ソムリエとして人気も高く、新しい時代をリードしている、まさに世紀の一騎打ちと表現しても過言ではないだろう。

コロナ感染症は落ち着いてきたとはいえ、予断は許されない状況でもあり、一般非公開（実技はプレスのみ観戦可能）ではあったが、YUOTUBEでのライブ配信での観戦をした方も多かったと思われ、すでに結果は多くの方がご存知のことかもしれない。

 

 

選考会は非公開での筆記試験、その後の実技試験と行われた。

結果、日本ソムリエ協会副会長・石田博さんによるウィナー発表で呼ばれた名前は「岩田渉！」

 

ここ何年か食はグローバルに拡がり、ソムリエにはワインの多様化はもちろんのこと、ワイン以外の飲料、食後の楽しみ、日々進化する知識のアップデートと提案力が必要であることが、今回の実技試験の出題テーマにも顕著だった。

 

森審査委員長の森さんの講評では

「世界大会に向けて、残されている時間はあまりないですが、世界と戦うというところでは筆記、実技ともにまだまだ伸ばしていかなければならない」

と、世界大会経験者ならではの気を引き締める一言も。

 

日本代表に選ばれた岩田渉さんからは

「今日の結果は全然できていない、それは今日一日を通して自分でも痛感しました。今日これから間違いなく改めてスタートさせて、あと2ヶ月ちょっと、生活をガラッと替えて行かない限り、皆さんの期待に応えられるような結果などだせるはずもなく、ここからギアをしっかりと入れて　一日一日一分一秒大切にすごして開幕の日を迎えたいと思います」

と語ってくれた。

 

いま、日本はサッカーのワールドカップで盛り上がっているが、来年の2月はワインのワールドカップで盛り上がることを期待したい。